寒くなってまいりました。コロナが猛威を奮っていますね。福岡はまだ落ち着いていますが。とにかく個人個人でできることを心がけるしかありませんね。
ピットでは
TWINGOの作業。以前もナビやスピーカーを取り付けさせていただきました。今回はシステムアップ。
リアドアのサイレントチューニングと、すでに取り付け済みのサイバーナビの音質アップを狙ってのオーディオテクニカのレグザットの電源ケーブルを使ったバッ直配線。
そして
パワードウーハーの追加。前席のシート下は無理でしたが2列目の下がいけました。
最近のパワードはほんとにこのサイズで!というくらいのベースが出ますが、その中でもこのキッカーのHS10は鳴りが良いです。
このキッカーの面白い商品を今日はご紹介します。
キッカーのKEY LOCKという商品。<DSP内蔵ハイローコンバーター>というものです。
価格は28000円税抜。
これはどういうものかというと、純正のオーディオがアンプ付きで、内部でクロスオーバーやタイムアライメント、イコライザーなどのDSP機能が通ってしまっている場合、市販品のDSPなどで高音質化しようとしてもうまくいかないことがよくあります。
例えばフロント3WAYマルチシステムなどの場合は、とりあえず全部のチャンネルをサミング(合成)できるユニットを使って処理するということはできます。DSPによっては純正のイコライザーがかかったカーブを平にしてくれるようなものもあります。ただタイムアライメントが通ったものはなかなか外せません。
このKEY LOCKを使うと、
■周波数検出モードで純正のスピーカーの特性を確認
■純正のイコライザーの平坦化
■純正のタイムアライメントの無効化
■純正のクロスオーバーの補正
この内容をオートで修正してくれます。
このインジゲーターを利用して設定していきますが、だいたい200か300ヘルツ、上が3kくらいまであるとフルレンジに近い音を作り出せるそうです。スコーカーの帯域から取り出すだけでサミングの必要がないとなるとコストも抑えられます。
しかも、タイムアライメントも取り除けるのでまずはこのKEY LOCKを通して
フルレンジを取り出し、そしてDSPなどに入力すれば純正の複雑なシステムもグレードアップした音で楽しめるようになりそうですね。
CDと並べてみました。サイズは小さいです。実際にデモ機を導入して、ディスプレイで色々検証してみましたが、たしかにフルレンジ生成能力はすごいですね。タイムアライメント入れた状態で試してもきちんと無効化できていました。
このKEY LOCKはハイレベルの2chで入力し、内部で処理したあとRCAでのフルレンジアウトをするものです。そのためハイローコンバーター、しかもDSP付きというようになっていますが、DSPはオートで純正の癖を取り除くためのものですね。自分で調整したりはできません。
アンプ内蔵DSPなどと組み合わせることで、最近の扱いにくい純正ナビをいい音にするための橋渡し的な存在、それがKEY LOCKです。
これからのカーオーディオの頼もしい味方ですね。
という所で今日はこのへんで。