全国的にだそうですが、暖かくて過ごしやすい天気になりました。福岡でも20℃くらいあるそうで、半袖でもきっと大丈夫だっただろうと思います。朝夕が心配でなかなか思い切った格好はできません。
と思えば夕方には土砂降りの雨。最近はスマホのアプリでピンポイント予報をしてくれるのでこういうときにはそういうツールのありがたさを感じます。
さて、
今日はワンオフのバッフルのご紹介です。スピーカーを取り付けるときに凝ったアウターバッフルなどで、バッフルの重量をましてなおかつバッフルの平面を強固なものにしてスピーカーをよりガッチリと固定する、そんなときにメタルバッフルを使うことがあります。
カロッツェリアに定番のメタルバッフルがありますが、あれはトヨタ、日産、などいくつかのパターンになっていますし、固定ネジや内径の関係でどのスピーカーにも合うわけではありません。
今回利用したのはM&Mさんにオーダーしているワンオフのメタルバッフル。スピーカーをM&Mさんに送って図面をひいいてもらい製作しています。バッフルの厚みや材質、生地の厚みなども考慮していますので出来上がりはほんとうに計算通りという仕上がりです。
今回施工したのは常連のお客様のRAV4。ツィーターとドアにはすでに使っていましたが今回はスコーカーにも追加しました。
こちらがドアのローレンジ。ここには見えていませんがスピーカーを固定する部分が真鍮のメタルバッフルになっています。タッピングビスではなくボルト締めでスピーカーのフレームとバッフル面がピッタリと設置します。
こちらも前回施工しているツィーターです。もともとがシルバーのフレームなのでわかりにくいですがその外側の縁の部分がアルミのバッフルです。これはスピーカーを落とし込む取り付けにする予定だったのでそのように設計してもらっています。スピーカーとのクリアランスは薄い生地一枚。ピラーに施工するため重量も考慮してアルミで製作しています。
今回追加したのがこちら。オーナー様のこだわりで、ここは色が合うアルミよりも真鍮で行きたいとのことで仕上がりがこんな感じになりました。ゴールドの部分が真鍮です。こちらも落とし込みです。真鍮バッフルごとレザーで張り込むこともできますが、強度のある平面を活かしたいので生地はあえて巻き込みません。
ドアのデッドニングなどに通じる変化がメタルのバッフルからは得られます。共振しにくくなるからです。さらにはやはりスピーカーのフレームが強固な平面に固定されることによるストロークの正確性。これも重要です。ワンオフバッフルになるとその都度のお見積りにはなりますがだいたいペアで8万円前後、もちろん作り方や大きさによっても異なります。
今回はスピーカーがスーパーハイエンドシリーズでオーナー様の深いこだわりで制作させていただきました。興味がある方はぜひお気軽にご相談ください。