最近また問い合わせが増えてきました、
いろんな事情から興味を持っていただくことが多いですが、基本的には車内の騒音を静かにしたい、そのときにお答えできるようなパッケージとなっています。
ご要望のいくつかをご紹介すると、
・天井からの雨音がうるさい。
・(ハイエース)仕事で生鮮食品を扱うので天井からの熱対策をしたい。
・高速道路を走るときにロードノイズがうるさくて室内で会話がしづらい。
・ロードノイズがひどくて運転が疲れる。
・オーディオの音をさらに良くしたい。
などのご要望が多いですが、5割以上はやはりロードノイズです。一つは静かなタイヤを履くことも大きく改善できますが、すでに純正でレグノなどが装着されているレクサス等でもサイレントチューニングのご相談を受けます。
オーディオに関してはサイレントチューニングを施工することでノイズフロアという、もともとのノイズレベルが下がるので、例えば音楽がフェイドアウトしてくときなどにより細かいところまで聞き取れるようになったり、バックで演奏している楽器が聞き取れるようになる、余韻情報が聞こえるようになるので空間の表現が聞き取れるようになるなど、S/Nの改善が非常に大きく現れます。
こちらはNV350です。ハイエースなども同じで、助手席の下にエンジンがマウントされていてエンジン音や熱がすぐ下からやってきます。ここを対策するのはかなり効果的で静かにもなりますが、遮熱処理をすればフロアからの熱を抑えられます。
こちらはハイエースですが遮音をメインでの施工をしています。
ちなみに、サイレントチューニングではいろいろな材料を使いますが、基本的にはデッドニングだけでは効きません。防振材は何と組み合わせるかが重要です。もちろんデッドニング材により厚さも違えば構造も違いますが、基本的にはアルミなどを使うので面から反射した音がでますのでその処理をしていかねばなりません。さらに、施工する場所により目的が違うのでもっとも効率のよい部材を選ぶことが大事です。
こちらはルーフの施工です。ルーフで使うデッドニング材にも違うものを選びます。適材適所です。
こちらは遮熱処理をしています。
こちらはフロアです。
デッドニングの上に遮音マット。この状態ではゴム面から音を出してしまうんですが、この上に純正のカーペットが来ますのでそれが吸音してくれます。カーペットの材質によって吸音効果がうすそうな場合は遮音マットを別のものに変えることもあります。
こちらはフェンダー部分で特殊な材質の部材。基本は組み合わせて重ね張りすることで静音効果を上げていきますが、そうできない場合もありますのでそういう場合は単体での効果が大きいものもありますので状況により適材適所でチョイスしていきます。
この適材適所というのが非常に悩ましく、最近は新しい材料もちょこちょこ出てきますのでその都度取り寄せては検証して、パッケージに組み込むかどうか、費用対効果も計算しながら検討していきます。
車内静音(サイレントチューニング)、お気軽にご相談ください。