【便利ツール】

朝からゴーッという感じの雨と、それに似つかわしいほどの雷で目覚めを迎えました。最近の雨は加減を知らない感じですね。

只今ピットでは、

レクサスGSへのスピーカー交換作業中。

先日もちらりとご紹介しましたが、

Focalの3WAY を取り付け中です。今回はDSPなどの追加を伴わないスピーカー交換。ドアアウターとAピラーの加工をして取り付けることには問題ありませんが、純正のスピーカーがフロント3WAYマルチなので、それぞれのスピーカーにフルレンジ信号が来ているわけではありません。DSPなどを使ってサミングという方法でフルレンジを作るのが一般的ですが、今回はそれができないので車側からどのような波形が出ているかを調べる必要があります。

これはダッシュ上の2WAYです。多分同軸2WAYです。車両配線図で事前に確認していますが配線図にも書かれていない詳細は現物確認です。コイルとコンデンサ、端子の様子を見て判断します。

次にはここにどんな波形が来ているかは純正アンプ側からの波形を見ることになります。

最近良く使っているのはこのKICKERのKEYLOC。今回のようなマルチシステムの車両から信号を取り込みフルレンジをオートで作り出してくれる便利なツール。タイムアライメントが純正で使われている場合なんかもキャンセルしてくれるとか、価格が税込み30800円とは思えない有能さ。ハイローコンバーターとしての性能もいいので音質アップには一役買います。一応音源の復元には条件があるので無条件にフルレンジができるわけではありません。下調べが必要です。

ここまでKEYLOCをご紹介してきましたが、今回の施工でお客様にこれを取り付けるわけではありません。このKEYLOCはハイレベルインのローレベルアウトなのでこの後にアンプなどを取り付ける必要があります。

この純正アンプからの波形を確認するのにこのKEYLOCが手軽でよく使っています。実際はそのための準備は必要ですのでパパッとは行きませんが、

ちょっと工夫すると、実際にiPhoneを使ってこんな感じで確認ができます。純正オーディオは市販オーディオと違ってスペックが調べられないので苦労します。そんなときのために、もともとの用途とは違いますが便利ツールとしてお店で使っています。

欧州車などのオーディオ交換をご検討と際にはこのKEYLOCが役に立つかもしれません。ぜひ記憶の片隅に。

さて、今日はこのへんで。